2011年07月06日

パワーストーン



パワーストーンというのは、宝石や希石、半希石の中でも特殊な力が宿っていると考えられる石の事を指します。


一般的にはその石を身につけていると恋愛や学業、仕事などの面においてプラスの結果が得られ、また事故や病気などの不運を遠ざけるとも言われています。


科学的・合理主義的見地からは石にそのような特殊な力が存在することは証明されていないため、擬似科学、ないしオカルトとして扱われるのことが多いようです。また風水などにおいては、「ある種類の石を持っている時に起きる(おきやすい)事象」を追求し、ある種統計学的な手法に基づいて石の効果や用途が決定されています。


歴史的には古くから様々な国、様々な民族の間で希石、宝石に特殊な力が宿るという考え方はポピュラーでした。たとえば翡翠はマヤやアステカなどの古代文明において呪術の道具を作る際の材料として多く用いられており、西洋などでは紫水晶が魔術や毒を防ぐ物質であると信じられてきました。


この伝統的なパワーストーンの力についての考え方が1980年代、アメリカでのニューエイジムーブメントの中で自然崇拝や東洋神秘への憧れなどと結びつき、パワーストーンにはヒーリング効果があると解釈されるようになります。


そしてパワーストーンの中でも特に癒しの効果が強いのは水晶であるとされ、クリスタルパワーという言葉がつくられると共に水晶などのパワーストーンによる精神的な自己聖化がブームになります。


これがその他のニューエイジ文化と共に1990年代初期の日本に輸入され、主に占星術者によって大きく紹介されると、同様のパワーストーンブームが巻き起こります。当時はバブル景気の絶頂期であることもあり、宝石としてはそれほど高価でないことも手伝って、パワーストーンは爆発的な売上げを記録します。


現在ではブームもいったん下火になったものの、2000年代の前期に、「石による浄化」というコンセプトを導入したこともあって、再び「スピリチュアル」ブームとともに再燃の気配があるようです。


また、水晶などにおいては、特定の産出地や形状のものに独自の呼称をつけ、商品として商標登録されているものもあるようです。ただ、これらはあくまでも「パワーストーン」としての呼び名であり、学術的・鉱物学的に正式な名称ではないので注意が必要です。


さらに、実はこのパワーストーンという呼び名自体も健康増進器具として自然融合研究所という企業から商標として登録されているため、小売店などに商標の無断使用に関する警告が送られたことがあったようです。


後に、健康や癒しに属さない金品的な価値に関するパワーストーンに関する出願がなされましたが、協議の結果取り下げられています。


posted by 智恵蔵 at 11:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月05日

ハロープロジェクト



ハロープロジェクトは元「シャ乱Q」の「つんく♂」が総合プロデュースを担当している歌手、女性アイドルの総称です。


もはやハロープロジェクトは国内では知らないものはいないほど有名ですが、名前は知っていてもその厳密な定義はあまり知られていないのではないかと思いますので、いかに少し説明をしていきます。


まずハロープロジェクトの誕生のきっかけになったのは、テレビ東京系列のオーディション番組「ASAYAN」です。この番組内で行われた「シャ乱Q女性ボーカリストオーディション」によってデビューする事になった平家みちよ、そしてその落選者で組まれた「モーニング娘。」の合同ファンクラブとして「HELLO!」が設立されました。


そして1998年に当時の渋谷公会堂でこの「Hello!」名義による初の合同ライブが開催され、「タンポポ」や「プッチモニ」などのユニット内グループ結成が相次いだこともあって「ASAYAN」で行われる各オーディションの合格者が「Hello!」に加入していく、という流れが出来上がります。


やがて1999年四月にファンクラブの名称が「Hello!」から「ハロープロジェクト」に改名され、以後正式な名称となります。


その後同年七月に「太陽とシスコムーン」と「ココナッツ娘。」が加入した事を皮切りに、ハロープロジェクトはつんく♂の手がける女性アイドルグループの総称、ちょうど男性アイドルにおける「ジャニーズ」のようなブランドとして定着していったわけです。


また、つんく♂の手がけるアイドル、という意味で「つんくファミリー」と呼ばれることもありますが、ハロープロジェクトはメンバーに定まっている為、必ずしも同義語ではありません。一部に間違われることも多いようですが、この線引きから安倍麻美、ソニン、時東ぁみなどもハロープロジェクトのメンバーではありません。


ハロープロジェクトの所属メンバー、及び所属ユニットは「アップフロントグループ」という系列の芸能事務所に所属しています。現在は藤本美貴がジェイビィールームの所属である他は、全てのメンバーがアップフロントエージェンシーの所属となっています。


ただ、このアップフロントは多数のグループ企業を形成しており、過去においてグループ内での事務所の新設や統合・廃止、グループ内転籍などが行われていたようです。


例外としては太陽とシスコムーンは芸能活動の経験がある人間を対象とするオーディションでメンバーを募集したため、参加メンバーには元々異なる事務所に所属していた、という経歴があります。


なお、ハロープロジェクトのプロデューサーであるつんく♂は、現在TNXというアップフロント系列の事務所の所属のアーティストであると同時に、同社の社長もつとめています。



posted by 智恵蔵 at 10:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月04日

バリ島



バリ島はインドネシアに属する地域のひとつで、人工320万人ほどの島です。


使用される言語はバリ語というバリ島独自のものですが、放送など国定の公用語はインドネシア語であり、学校などでも小学校よりも前からこれを学ぶため、老人などを除いて現在ではインドネシア語での会話に不自由はありません。


むしろそれどころかバリ語の敬語表現はインドネシア語に比べて複雑なため、使い慣れないランクの敬語が必要になる立場の人物との会話においてはあえてバリ語をさけてインドネシア語を使うほどです。


バリ島の主な州境はバリ・ヒンドゥーという宗派が有名ですが、近年ではイスラム教の信者も増えてきています。なお、キリスト教徒も存在します。


バリ島はジャワ原人の故地であるジャワ島に隣接していて、ドンソン文化の影響を受けた銅鼓が見つかるなど、古くから人類が居住し、稲作を中心に文明を気付いていたことが推定されます。


四世紀にヒンドゥー教に属する文化が伝わってからは発展の速度が大きく上がり、九世紀ごろには既にどくじの王朝が存在したことなどが資料から伺えますが、常にジャワ島政権の支配下にあり、1342年にマジャパヒト王国に侵攻された後にも植民地になっています。十六世紀にそのマジャハピト王国がイスラムの侵攻によって衰退すると、バリ島はジャワの支配から独立、ゲルゲル王朝を立てて東進するイスラム勢力に対抗を始めます。


やがて十七世紀になるとオランダの東インド会社を初めとしたヨーロッパ諸国の進出が東南アジアにおいて活発になってきますが、これといって特産品のないバリ島は植民地統治上は特に重要視されず、各地方の王族の支配のもと、バリ人による自治体制を守ることができました。


そして十九世紀。帝国主義的風潮の影響下、オランダはバリ島の植民地化を進め、各地の王家の武力を使って支配圏を拡大していき、最期に残っていたバリ島の象徴的支配者であったクルンクン朝を滅ぼすと、バリ島全土を完全に掌握します。オランダはバリ島各地の王族を通じた間接的な支配を行う、灌漑設備やインフラなどを整備してアヘンやコーヒーといった商品作物の栽培を奨励しました。一方で奴隷制の廃止や学校の運営、風俗改革などの近代化政策も推し進め、バリ島の発展へ寄与もしています。


またこの当時ヨーロッパに紹介されたバリ島の風俗に魅せられ、ヨーロッパからバリ島を訪れる芸術家や急増。ガムランや舞踏など、現在でも残るバリ島の文化を世界へ広める手助けをしています。


posted by 智恵蔵 at 10:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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