2011年08月24日

プリクラ



プリクラは正式には「プリント倶楽部」と言いますが、街や駅の構内などでよく見かける証明写真などを撮影するための自動撮影機を応用した撮影機ですが、1995年ゲームソフト開発で有名な株式会社アトラスと業務用ゲーム機の大手の株式会社セガとの共同開発で作られた機械で、一大ブートなりました。


ゲームセンターに集まる中学生や高校生、特に女の子の間で人気になり、独自のコミュニティツールとして、大人をも巻き込んだ社会的ブームとなりました。実際には友達である証明として、一緒にプリクラを取ると言った風潮が起こって、女子学生の定期入れや携帯電話にプリクラのシールが貼られていましたが、プリクラ全盛の頃は女子学生だけでなく、いい年のおっさんも携帯にプリクラを貼る始末で、女子学生がトレンドの火付け役となった最も典型的なケースと言えました。


プリクラは今でもゲームセンターに設置され、ゲームセンターの定番機器と言えますが、自動撮影機に独自のデザインのフレームやデコレートのテンプレートが選べて、その上に撮影された顔写真を貼り付けて、シールなどにするだけの機械ですが、単純と言えばそれまでですが、受験勉強などでお互いのコミュニケーションが取りずらい学生の間で、プリクラが流行った事は、単なるブームと言い捨てることの出来ない、現代社会が持つ根の深い問題があると言えます。


ゲームセンターが学生の溜り場になっていることで、ゲームセンターが独自のコミュニティの場となっていますが、そのコミュニティの世界ではお互いの意思の疎通を図る手段としては、携帯電話によるメールとプリクラが使われていました。


プリクラを一緒に撮ることは、友達である証であり、コミュニティの一員である証ですが、同時にプリクラを一緒に撮れれない場合は、そうしたゲームセンターのコミュニティからも疎外される事になります。一時期異様とも言える女学生のプリクラ収集の傾向は、彼女達の疎外感に対する恐怖感がなせる業とも言えました。


そうした子供達の実情を知ってか知らずか、大人たちが女学生のプリクラブームの真似をするあたりは、今の日本社会のピーターパン症候群的な、未成熟さがあると言えます。プリクラのブームの意味するところは、まさに疎外感に恐怖する子供達の悲痛な叫びと言えるもので、プリクラのような形でしか、お互いの友情を確かめる事の出来ない人間関係は、脆くて危ういとしか言えないものですが、今でもプリクラが残っていると言う事は、その問題が一向に改善されていない事を意味しています。


posted by 智恵蔵 at 11:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月23日

ブリーチ



ブリーチとは少年ジャンプに連載されている人気漫画ですが、原作は久保帯人(クボタ タイト)です。ブリーチは『ZOMBIEPOWDER.(ゾンビパウダー)』に続く久保帯人の連載ニ作目の作品ですが、両方とも死神が登場してくるところは同じで、関連性がなくもありませんが、『ZOMBIEPOWDER.(ゾンビパウダー)』よりもブリーチの方がより死神の世界を広げたような構成になっています。


現世とソウル・ソサエティが主な舞台になって、死神代行の黒埼一護(くろさき いちご)が主人公で、朽木ルキア(くちき るきあ)から死神代行を頼まれて、死神としての強大な力を発揮して活躍するという、ファンタジーのカテゴリーの漫画になります、東京テレビ系列でアニメ化されて更に人気になり、お決まりの劇場版アニメやゲームにと、いろいろなメディアに採用されている漫画ですが、驚くなかれブリーチのミュージカルも製作されて、そこそこ好評だったそうですが、ここまでくると秋葉系のお宅の世界になってしまって、ちょっと興醒めしてしまいます。


ファンタジー漫画でも、死神などと言う和風のマイナスイメージだったキャラに新たなイメージを構築されたブリーチは、独特の世界観を持った、ユニークな漫画である事は確かです。


所詮ファンタジー漫画だからと、ストーリーの設定や構成で手を抜いてしまうと、ファンタジーに説得力がなくなって、空々しくなるのはSFと同じです。その意味でブリーチのストーリーの構成やキャラクター設定はしっかりしていて、それなりの説得力と言うか、読むものをひきつける作品になっています。


ブリーチの世界は言ってみれば、今流行りのスピリチュアルの世界と通じるものがあるばかりか、 虚(ホロウ)や滅却師(クインシー)、仮面の軍勢(ヴァイザード)、 破面(アランカル)といた大系付けられたキャラクターと、ソウル・ソサエティと言う霊界を独自の観点から再構築して、身近なものにした事で、オカルト的なイメージから、ひとつの世界観を展開する事に成功したと言えます。


ファンタジー漫画を製作する上で重要な事は、読者をいかにその世界に取り込むかと言う事です。こうした問題はファンタジーに限った事ではありませんが、ブリーチの場合は、日常の世界から、徐々に糸を辿っていくうちにソウル・ソサエティへと誘われ、いつの間にか異次元と日常生活の境のない、ブリ−チの独自の世界に引き込まれると言う、巧みな構成になっています。ただ多くの人気漫画が、原作とは離れたところで、アニメとして一人歩きしてしまうのはブリ−チでも同様です。


posted by 智恵蔵 at 10:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月22日

プラレール



プラレールは、1959年に発売された、「プラスティック汽車レールセット」が原型で、1961年にはモーター内臓の「電動プラ汽車セット」へと進化していき、1960年代後半から新幹線やレールのバリエーションも立体交差のものや風景などのパーツ類も用意されるようになりましたが、プラレールがブレークし始めたのは、「きかんしゃトーマス」のシリーズが発売した頃から、鉄道模型と言うよりキャラクターとしてのジャンルを固めてきてからです。


ミレニアムの直前にプラレールは40周年を迎えることになり、2000年からは「700系ひろがる大きな駅セット」や「ドクターイエロー車両基地セット」、「いっぱいつなごうブルートレインセット」、「サウンドC62重連セット」、「九州新幹線800系ツバメセット」、「サウンドスチームセット」、「おおきなドームステーション」、「自動のりかえ駅とドクターイエローセット」まで毎年新しいプラレールの企画モデルを出しつづけていますが、プラレールの製品としては毎月1回のペースで新しいモデルが出るようになっていて、そのバリエーションは膨大になっています。


プラレールのカテゴリーとしては、新幹線の各種の系統別モデルが属する車両単体シリーズと、きかんしゃトーマスシリーズ、レール部品や情景部品のプラレールセットなどがあります。プラレール関する情報は、プラレールの公式サイトに詳しく掲載されていますが、実際のモデルやその鉄道の歴史や由来、特徴だけでなく、施設された環境なども事細かく紹介されていて、とても幼児用の玩具と言う範囲を超えた詳細なものです。


本格的な鉄道模型までとは行きませんが、そのこだわりは、プラレールと言うデフォルメされた鉄道模型の形を取られながら、しっかりした実車の検証に基づいて製作された、鉄道模型と言えます。
タカラトミーこのようなプラスチック製の乗り物はのオモチャは、プラレールだけではなく、1970年台にトミカとして日本初の本格的なミニカーも製作されていて、タカラとトミカで鉄道とミニカーの専門玩具メーカー同士が合併した事になります。


テレビゲームが全盛のオモチャ業界にあって、こうしたミニ模型の分野の両社が合併して、独自の世界を守り抜こうとしている事自体、時代を感じさせるものですが、2000年以降のプラレールの人気の復活は、テレビゲームにないミュニチュア模型の魅力が再認識されている事と、それらでかって遊んだ大人たちが支えている事が考えられます。

posted by 智恵蔵 at 10:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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