2011年08月29日

ブルガリ



ブルガリのブランドとしての歴史は、1884年ソティリオ・ブルガリがローマでブランドを立ち上げた頃から始まりますが、そのルーツはギリシャに遡ります。もともとブルガリの一族はギリシャに住んでいて、銀を使った宝飾技術に長けた家系でした。


当時の宝飾は、王侯貴族が顧客であり、今のよな一般庶民が手に出来るようなものではなく、ブルガリも王侯貴族などの富裕層を相手に宝飾の仕事をしていましたが、ソティリオ・ブルガリはブルガリ一族の中でも最高の技術者として、その名前はヨーロッパの宝飾界では有名でした。


そのブルガリが今のような高級宝飾ブランドとして有名になるのは、第二次世界大戦後のことですが、敗戦国のイタリアの中で、家内工業的なブルガリが世界的なブランドへ発展するには、イタリアの復興を待たなければなりませんでした。イタリアの産業は、近代的な工業と言うより、伝統的なハンドメイドクラフトと、卓越したデザインが特徴と言えますが、その意味では、北欧家具などと似た特徴と言えますが、はるかに歴史は古くハンドメイドの技術的なレベルは、他国の追随を許すものではありません。


その特徴を生かして、イタリアの復興に貢献したのがイタリアのブランド戦略でしたが、ブルガリもそれらのブランドのひとつと言えます。グッチやマックスマーラ、カステルロマーノなどブルガリだけでなく魅力的なブランドが揃っていますが、他のブランドがレザー製品やバッグなどのブランドであったのに対して、ブルガリのような宝飾ブランドは稀有な存在で、ヨーロッパでも宝飾を専門にしてブルガリと伍するのは、カルティエぐらいで、アメリカではティファニーぐらいで、意外と宝飾のブランドは限定されます。


もちろんいろいろなブランドからアクセサリーは発表されますが、ブルガリやカルティエ、ティファニーのアイテムとは、レベルがちがいます。この三つのブランドに共通している事は、シルバーの宝飾を得意としている点ですが、市民社会に宝飾品として普及したモノが、ゴールドではなくシルバーだった事と無縁ではないでしょう。


ブルガリのブランドの特徴は、宝飾品とともに、時計ですが、ブルガリの時計は、時計のカテゴリーに属さず、宝飾品として取り扱われています。この辺がブルガリの特徴と言えますが、カルティエでもライターが有名なように、ブルガリの時計は、宝飾品としてのデザインが特徴ですが、機能面でもしっかりした機械式のムーブメントが奢られたもので、最近では機能美を凝らした近代的なフォルムに、それとなく宝飾技術が施されたモデルが人気です。


ラベル:ブルガリ
posted by 智恵蔵 at 11:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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