2011年08月31日

プロミス



プロミスは消費者金融会社の中でも、アコムや武富士、アイフルなどともに大手と言われる会社ですが、グレーゾーン金利の問題以降、利息返還請求が急増して経営が苦しそうです。最近ではアメリカ金融大手シティグループの子会社CFJが消費者金融「ディック」の国内全572店舗を閉鎖すると言った動きに見られるように、日本の消費者金融の目先の環境はかなり悪化することが考えられます。


プロミスは三洋信販を経営統合するなど、積極的な事業拡大戦略を行い、アイフル、アコム、武富士の三社が融資の審査基準を厳しくしたため、貸付金残高が縮小して、営業収益が減少したのに反して、プロミスだけが増収を確保したのは、さすがに三井住友銀行が背後に控えているだけのことはあります。


今後は消費者金融の業界も、大手銀行を中心いした系列化が進み、再編の波が押し寄せると考えられますが、「ディック」の572店舗をどこが引き受けるかが、話題の中心になると言えます。結局今までのような高利な金利で収益性を高められなくなる消費者金融は、数量的な競争にならざるを得ませんから、実店舗の拡大がポイントになります。その意味でシティグループの撤退後の業界再編は、消費者金融の今後の勢力図を占う上でも、注目の集まるところです。


GM Moneが提携したレイクの動向も気になりますが、業績好調のプロミスが業界再編の台風の目になるのは明らかですが、それに対抗する大手消費者金融のなかでは、アイフルや武富士と言った独立系の消費者金融は、今だにかってのサラ金のイメージが拭えない状態が続いていますが、アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループに属しているだけに、プロミスのライバルとして動向が気になるところです。大手銀行で三井住友銀行と三菱UFJ銀行との代理戦争とも言える、顧客の獲得競争に拍車がかかってくると考えられます。


プロミスは日本経済団体連合会に加盟するなど、消費者金融のイメージ刷新に躍起となっていますが、三井住友銀行のアットローンとの個人向けローンに対する協業体制を強化して、グループが一丸となって臨戦体制に入っていますが、その点三菱UFJ銀行とアコムの戦略は、いかにも三菱銀行らしい慎重さが窺えます。


三井住友銀行はプロミスなどの消費者金融だけでなく、三井住友ビサのクレジットカードの分野でも積極的な戦略をとっており、アメリカン・エキスプレスなどのゴールドカードを超えるステータスを持った三井住友VISAプラチナカードを発行しており、個人向けの金融サービスへの取り組みは、特筆すべきものがあります。

ラベル:プロミス
posted by 智恵蔵 at 11:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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