2011年09月13日

ベネッセ



ベネッセは通信教育の会社であり、取り扱っている分野も教育、育児、語学、介護などあらゆる分野を網羅しています。ベネッセの前身は、1955年に遡る中学向けの図書や生徒手帳などを取り扱う岡山県の福武書店でしたが、大学受験用の通信講座「進研ゼミ」や「進研模試」などで、一気に事業を拡大し、中学受験から高校、大学受験、更に語学検定や国家資格の受験の通信教育の分野まで全てをカバーする、国内最大手の通信教育の会社となっています。


1995年に企業名を株式会社ベネッセコーポレーションに改名し、2000年には東証1部へ株式上場するまでに成長しました。ベネッセは通信教育の分野だけでなく、出版分野でも「サンキュ!」、「たまひよこっこクラブ」、「ボンメルシィ!」、「いぬのきもち」、「ねこのきもち」など創刊していますが、食材宅配の部門にも進出し、更に介護サービスの事業も手がけるようになっています。通信教育の会社と断ずるには、今のベネッセの事業内容は多伎に渡りすぎていますが、基本的な事業の中核は通信教育と言えますが、学生向けだけでなく、幼児から社会人に至るまで、必要とされる教育に関しての通信講座を網羅していると言って過言ではなく、それらの通信教育事業とインターネットに代表されるIT技術を融合したサービスも展開し、更なる事業展開を進めています。今では東京大学大学院や東京大学教育学部と業務提携を果たして、通信教育のカリキュラムを共同開発するなど、積極的な教材開発を進めているところは、他の通信教育の会社とレベルの違いを見せ付けています。


ベネッセは、分野は多少違っていますがリクルートと良く似た事業展開を見せています。リクルートが大学卒業性を対象として、クライアントを企業にしていたのに対して、ベネッセは学生を対象として、教育機関をクライアントにしている点が大きな違いと言えますが、どちらも出版事業がベースにあり、そこから派生的な事業展開を行なって、拡大していった経緯は酷似しています。ただしリクルートが出版事業に注力しているのに対して、ベネッセは通信教育に注力し、その対象を全ての年齢層に広げている点は、他に例を見ないビジネスモデルです。


これだけ広範囲に事業展開するためには、企業としての経営の指針をしっかり持つ必要があると言えますが、ベネッセの公式サイトで表明されているように、「日常の生活の中で生まれる課題」の解決がベネッセの企業理念といえるもので、至極自然体なスタンスである事に感心させられます。


ラベル:ベネッセ
posted by 智恵蔵 at 16:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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