2011年10月11日

マクロビオティック



マクロビオティックは、桜沢如一が考案した日本古来の食生活をベースにした食生活法や食事療法を意味していますが、大体今の自然食と言われる玄米食や自然食、野菜を中心にした菜食などの理論的な根拠とされています。


桜沢如一のマクロビオティックのルーツは、明治時代の乾パンや乾燥野菜などを発明した石塚左玄の医食同源としての食養と言う考え方を発展させたものです。現在は桜沢如一の考案したマクロビオティックの考え方を更に発展させたいろいろな食事法が提案されていますが、基本はマクロビオティックである事に違いはありません。


マクロビオティックの主食は玄米や雑穀などですが、農薬を使わない有機栽培された野菜や豆類をおかずとして食べ、砂糖などは極力避けて、甘味に関しては、水飴や甘酒、甜菜糖、メープルシロップなどを用いるとされています。こうしたメニューは寺社などで供せられる精進料理に近いものですが、厳密にカテゴリー分けされていますが、漢方の中医学とは異なっており、桜沢如一本人お独自の考案によるものです。漢方のミネラルを中心とした陰陽調和と言う影響がかなり見られますが、アメリカなどでは1970年代からマクロビオティックは注目を浴びていましたが、最近マドンナやトム・クルーズらがマクロビオティックに信奉するようになって、逆に日本でも紹介される事になり、マクロビオティックの再評価がなされてきたと言えます。


最近の自然食ブームやヨーロッパのスローフード運動と無縁ではありません。基本的には有機肥料と無農薬の野菜や穀類中心の食事療法で、近代以前の食事に回帰して、自然の恵みをダイレクトに享受しようとするものです。マクロビオティックの効果は、人間の自然な抵抗力や免疫力を、自然食から得ようとするもので、がん治療などの食事療法に採用されるほどで、最近のメタボリックシンドロームなどの食事療法にも効果があるとされています。


海外での評価は、桜沢如一の母国である日本より評価が確立されており、スミソニアン博物館にもマクロビオティックの資料が永久保存されているほどです。こうした流れを汲んで、日本でもマクロビオティック専門のレストランがオープンしたり、食料品店でもマクロビオティック専門のコーナーが出来たりと、次第に普及してきています。ただ悲しい事に自給率の低い日本で、自国の食品だけで、需要を満たす事が出来ないため、多くの食材を輸入に頼っているため、マクロビオティックを実践する事が困難な状況にあると言えます。


posted by 智恵蔵 at 11:15| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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