2011年10月17日

マルイ



マルイも以前の赤いカードのマルイから、紆余曲折を経て、マルイのエボスカードをビザカードと提携して発行しましたが、マルイも囲い込みの戦略からオープンなクレジットカードで、同じ土俵で他社と競う事になり、その企画力を試される時代を迎えたと言えます。


百貨店としてのマルイは、相変わらず若者中心の戦略を取っていましたが、エボスカードが新たに追加されるとともに、マルイカードが廃止され、長い赤いカードの歴史も幕を閉じ、ICチップ内臓のエポスカードが取って代わるわけですが、ビサカードのクレジットカードとしての機能がメインであって、マルイの赤いカードのように自社の決済システムではなく、三井住友銀行の決済システムを利用する形になり、その意味では、グループ統合の一貫の流れの中で行なわれたカード入れ替えと言えなくもありません。


最近マルイの創業者2代目の青井忠雄会長が取締役を退いたことで、創業者一族の世代交代が進むとともに、業界内での業務提携が進むと考えられます。三井グループや住友グループ内のここ最近の世代交代は、目を見張るものがあると同時に、東急百貨店とマルイ、パルコとマルイと言った業務提携が進みつつあり、近い将来流通業界でも大きな再編があるのではないかとささやかれつつあります。


西武百貨店はそごうと実質的な合併状態になり、台風の目は、マルイと東急百貨店あたりが、なにやら雲息が怪しくなり、今後の展開から目が離せなくなっています。三井住友銀行を中心としたクレジットカードのグループ内の統廃合は、即ち流通業における再編を意味していると考えるならば、マルイがエポスカードの提携先に三井住友ビザを選択した事は、意味深いと言えます。


マルイも銀座に店舗進出して、今までの若者層だけでなく、幅広い年齢層をターゲットにした高級品志向の業態変更を図っています。今後業態変更をどのように行なうかで、マルイのある程度の方向性が見えてきますが、どちらにしても収益性を改善する事が出来なければ、消費者金融紛いのローンで利益を見込めなくなった今、丸井は崖っぷちにいると言えます。本業の百貨店事業でかってのマルイ隆盛を取り戻す事が出来るかどうかは、マルイの創業者3代目の肩にかかっていると言えますが、どちらにしても業界再編の嵐は避けられない時代の趨勢であり、時代の一歩先を行く戦略が、今の百貨店業界が目指すところですが、いまだ明確なビジョンを示している百貨店はないと言えます。


ラベル:マルイ
posted by 智恵蔵 at 11:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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